鍼灸学校ではいったいどんな科目を学ぶのだろう?そんな方に少しでも参考になればうれしいです。 私が鍼灸学生1年で使う教科書をまとめてみました。
生理学
解剖学
経路経穴概論
はりきゅう理論
はりきゅう実技<基礎編>
東洋医学概論
医療概論
数学
英語
これらの科目について順に説明します。
【生理学】 生理学は簡単に言うと、体がどうやって動いているのかの仕組みを学ぶ学問です。 神経(どうやって命令が伝わるか) 筋肉(どうやって動くか) 血液・心臓(どうやって循環するか) などの各機関の働きを知り、そのツボを刺激することで、体にどういった効果があるのかがわかる。ベースとなる科目です。
【解剖学】 解剖学は、体の「形・構造」を学ぶ学問です。 骨の名前と位置、 筋肉の場所、 内臓の位置(胃・肝臓・肺など) 血管や神経の通り道などのどこに何があるのかを学びます。治療を行う際に、神経・血管を避ける。指す場所を間違えないためにするための科目です。
生理学と内容はあまり変わらないように感じるかもしれませんが、生理学は「動き」解剖学は「場所」と覚えてもらえればいいと思います。
【経路経穴概論】(けいらくけいけつがいろん) 「経絡」はツボとツボをつなぐ道。「経穴」はツボのことです。この言葉を繋げると、「ツボがどこにあってどうつながっているのか」という意味です。各ツボの場所・名前 ツボの効果・働き 流れの方向(どこからどこへ)等を学びます。
【はりきゅう理論】 はりきゅう理論は、「鍼や灸の効果の理由を説明する学問」です。 なぜ症状がよくなるのか、体の中で何が起きているのかを説明する科目です。
【はりきゅう実技(基礎編)】 はりきゅう実技(基礎編)は、鍼(はり)と灸(きゅう)の基本的なやり方を実際に練習する授業です。これは実際に手を動かして覚えるものです。針の持ち方やお灸のすえ方、衛生管理などを学びます。
【東洋医学概論】 東洋医学概論は、東洋医学の基本的な考え方を学ぶ科目です。 西洋医学のように、「検査して数値で判断する」だけでなく、体のバランスをみて判断する考え方を学びます。気・血・水(漢方医学で人間を構成する3つの基本要素)、陰陽(陰は冷たい・内側・静か 、陽は温か い・外側・活発)などの知識、 見て・聞いて・触る感覚で、バランスのとらえ方を学ぶ科目です。
【医療概論】 医療概論は、医療全体のしくみや考え方を学ぶ科目です。 医療の目的、患者の尊重や秘密主義等の医療倫理、鍼灸師としての役割を学びます。 医療従事者としての基礎です。
【数学】 ここで学ぶ数学は、医療で使う計算が中心です。 濃度・割合の計算や単位の変換などを学びます。
【英語】 ここで学ぶ英語は医療英語です。 医療英語はいわゆる一般的な英語とは異なり、高校までに学習しない専門用語を学びます。患者様との英語での簡単な会話ができるようになるために必要な科目です。単語や長文問題も行います。
この数学・英語の普通科目は専門科目に比べ、教科書は薄いです。(笑) 生理学と解剖学は他の教科書に比べ、かなり分厚いです。 基本的に1日に1限は必ず実習があると思います。専門知識を存分に学ぶことができます!覚えることはかなり多いと思いますが、一緒に頑張りましょう!